蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

別刷りを配ったら

館の人たちにZSの別刷りを配った。そしたら一番熱心に読もうとしてくれたのは、バイトで来てくれているM沢くんだった。専門学校を出たばかりの彼には、論文というもの自体が物珍しいのかもしれない。「単語の意味が難しくてわかりません」というので、「図を眺めて楽しんでくれぃ」と言ったらサンプリングサイトの図をしげしげ眺めて、「この地点のマークが月食みたいになっているのは何ですか?」と尋ねてきた。

「それはねぇ、図の説明に書いてあるとおり……あれ、書いてない……???」

地点xとyについては割合をパイグラフで表現する」と書くべきところを、「地点xについては〜」と書いてしまっている。どうやらリバイスの時に書き直した部分に不備があった模様。しかしそれを発見してくれた*1のが、博士持ちの学芸員・研究員ではなくて専門学校卒というのは、何とコメントしたものか。

*1:正確にはそのきっかけをつくってくれた