蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

毒蛇の飼育

自宅でコブラなどの毒蛇51匹を無許可で飼ったとして、警視庁保安課などは27日、動物愛護法違反の疑いで、東京都渋谷区神宮前、港湾作業員柏木信一容疑者(41)を逮捕した。

時事ドットコム:毒蛇51匹を無許可飼育=愛護法違反で男を逮捕−指かまれ一時重体・警視庁

毒ヘビの飼育については気になっていたのだが、ちょうどニュースになっていたので調べてみた。

ニュース中でも書かれているとおり、毒ヘビの飼育に関しては動物愛護法(または動物愛護管理法、正式名称:動物の愛護及び管理に関する法律)に定められている。人に危害を加える恐れのある危険な動物は「特定動物」とされ、都道府県知事又は政令市の長の許可が必要となる(環境省_特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について [動物の愛護と適切な管理])。特定動物には、日本産のヘビとしてヤマカガシ属全種、クサリヘビ科全種(マムシ、ハブなど)が含まれている(特定動物リスト)。そして、飼育施設の構造などは、環境省令(http://law.e-gov.go.jp/announce/H18F18001000001.html17条)で定められており、さらに「特定飼養施設の構造及び規模に関する基準の細目(pdf)」に詳細な基準がある。

上の法律などによると、毒ヘビを飼育する際には、マイクロチップを埋め込んで個体識別をしないといけないらしい。さらに、血清を用意しないといけないらしい(Wikipedia:動物の愛護及び管理に関する法律動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目(pdf)とか展示動物の飼養及び保管に関する基準(pdf)かな)。

で、気になっていたことというのは、マムシを飼育展示をしている博物館・科学館を2つ知っているが、ちゃんと許可を取ってるのかなぁ?ということ。