蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

干潟調査

観察会の下見のためにS干潟へ。
干潟へ降りてすぐのところにカニの群れがいたので、写真撮影。


チゴガニ。オスが盛んに白いハサミを上下に振る姿が見られた。近くにメスが来ると、後ろにひっくり返らんばかりに盛大に振り上げるようになり、その後ゆっくり巣穴に入っていくと後からメスがついて行った。動画に撮れればと思ったが、求愛成功はその1回きりしか観察できなかった。


コメツキガニ。現地では正直言ってカニの種類がわからなかった。ハサミの色や体サイズに違いが見られたが、種が違うのか、それとも雌雄や齢によるものか、判断がつかなかった。帰ってきて写真を見て、眼柄がチゴガニに比べて太いことからコメツキガニに同定。

その後、アナジャコの穴を掘ったり、泥にはまりながら歩き回っているうちに潮が満ちてきて撤収。最後に干潟入り口のところでチゴガニの巣を掘り起こそうとしたら、商売道具のスコップの柄が折れてしまった。折れたところを見ると、中がサビサビになっていた。

うちの市では直接店に行って商品を買って請求書を出してもらうという「先買い」が原則禁止されている。しかし、今から発注をかけたのでは、ゴールデンウィークをはさむこともあって観察会に間に合うかどうか微妙……

帰りがけ、堤防から鳥を撮影。

同定が難しい……。ツルシギの冬羽に似ているが、嘴がやや太い気もする。天気のせいか、コントラストが低い写真になってしまった。