蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

よくわかる生物多様性1 未来につなごう身近ないのち

未来につなごう身近ないのち (よくわかる生物多様性1)

未来につなごう身近ないのち (よくわかる生物多様性1)

図書をいただいたので、紹介。

著者さんとは、昨年の貝類学会でお会いした。たまたまお昼を一緒にいただき、「今、本をつくっていて、いろいろな生きものを観察しているんですよ」とおっしゃっていた。そのエピソードをいろいろと聞かせていただいたが、プロ顔負けの観察眼で感服した。

そのシリーズの1冊目が「未来につなごう身近ないのち」というタイトルで、子どもから大人まで生物多様性について学べる内容になっている。帯にも「写真をしのぐ迫力のイラスト」と書かれているとおり、写真かと見まがうようなイラストである(これはシリーズ2冊目の方がもっとすごいと思った)。
章立ては以下の通り。

I. 海から陸へ、命のひろりとにぎわい/生物多様性ってなんだろう
II. 都会に残った生き物たちのつながり/生物多様性をおびやかす危機
III. 身近に、生き物たちをとりもどす/ビオトープ作りのルール
IV. 飼育と観察で見えてくる生き物のくらし/生き物の恵みと人間
V. 生き物の移動でみだれる生物多様性/生き物をとりもどす努力