よくわかる生物多様性1 未来につなごう身近ないのち
- 作者: 中山れいこ,中井克樹,アトリエモレリ
- 出版社/メーカー: くろしお出版
- 発売日: 2010/10/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者さんとは、昨年の貝類学会でお会いした。たまたまお昼を一緒にいただき、「今、本をつくっていて、いろいろな生きものを観察しているんですよ」とおっしゃっていた。そのエピソードをいろいろと聞かせていただいたが、プロ顔負けの観察眼で感服した。
そのシリーズの1冊目が「未来につなごう身近ないのち」というタイトルで、子どもから大人まで生物多様性について学べる内容になっている。帯にも「写真をしのぐ迫力のイラスト」と書かれているとおり、写真かと見まがうようなイラストである(これはシリーズ2冊目の方がもっとすごいと思った)。
章立ては以下の通り。
I. 海から陸へ、命のひろりとにぎわい/生物多様性ってなんだろう
II. 都会に残った生き物たちのつながり/生物多様性をおびやかす危機
III. 身近に、生き物たちをとりもどす/ビオトープ作りのルール
IV. 飼育と観察で見えてくる生き物のくらし/生き物の恵みと人間
V. 生き物の移動でみだれる生物多様性/生き物をとりもどす努力