蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

おかえり、はやぶさ (2D)

はやぶさの飛ぶ姿の映像は美しかった。これは3Dで見てみたかった。

ただ、のぞみは「失敗」「予算の無駄」といった扱われ方をしていて見ていて気持ちのいいものではなかった。「はやぶさ/HAYABUSA」では糸川博士の「失敗ではない、成果である」という言葉が印象的だったが、それとは対象的だ。本作では、この「失敗」こそがストーリーの根幹なので、そこを否定すると全否定になりかねないのだが……。最終的には「のぞみの失敗を糧にしてはやぶさの成功がある」という方向に話は進むが、しかし帰還というわかりやすい結果だけを「成功」とみなし、「成功してナンボ」というのは違うんじゃないかい?

あと、肝臓移植の話って必要?