蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

被災地視察記録?

土砂崩れ

最近、京都に近づく台風は大したことがなかったのでなめていたら、トカゲは大型なだけでなく、被害も甚大だった。
一番風雨が強かった夕方は高速が通れたものの、淡路鳴門道路は直前に通行止めになってしまった。(まだ数台しか車が止まっていなかった。)風雨がおさまればすぐ開通するだろうとその時点では思っていたが、大きな間違いだった。待っていても仕方がないので次のICで降りて明石や須磨にて採集。成果は今ひとつ。雨はとっくにやんでいたが、通行止めは日付がかわるころまで続いた。解除になったというニュースを聞いて淡路島へ渡ったが、高速は淡路−津名一宮が通行止めのため、淡島の南の端で国道へ。また、国道も津名一宮の先で通行止めらしかった。しかし、国道をしばらく走ると大渋滞に巻き込まれてしまったため、島の西側に迂回したが、こちらも土砂崩れ。津名一宮方面への抜け道を探したが、行く先々で土砂崩れのため、元の国道へ戻らざるをえなかった。その頃すでに午前4時ごろ。相変わらず高速は通れず、国道は渋滞のため、仮眠をとる。
朝になっても状況は変わっていなかったが、渋滞する国道へ突入。津名一宮まで続くかと思ったら、じつはすぐ近くで土砂崩れのため片側交互通行になっていただけだった。交通整理に従いながら洲本へ。目的地まであと3キロというところで、またも土砂に行く手を阻まれるが、歩いてなら行けそうだった(実際足跡があった)ので歩くことにした。土砂崩れをいくつも越えながら進むと、一段と大規模に崩れていた。「まだこの先もどれだけ崩れているかわからないから引き返した方が」という考えと「折角ここまで来たのだから進まないと」という考えが交錯する。あとで考えるに「ここまで来てしまった」のがすでに間違いなのだろうが、ギャンブルではまる人と同じ心理で、高速代(明石海峡大橋を渡るのに4000円以上かかる)などを考えると後に引けないのだ。しかし、夕方には京都に帰らないといけないことを考えると、引き返すしかなかった。結局淡路島での収穫は瀬戸内3個体のみ。洲本川の氾濫のあとを見ながら帰途についたが、高速は渋滞しているし大変だった。