蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

里山調査(つづき)

隣のタワー

朝は4:40ごろにヒグラシの大合唱で起こされた.5:30くらいから鳥の調査.ほとんど姿を見ることはできず,鳴き声だけ.僕にはヒヨドリメジロくらいしか分からなかったが,SSBさんが「あれはヤマガラ「これはホオジロ*1オオタカだ」と同定していく.学芸員志望としては,あのくらいになりたいものだ.その後朝食.
そして,ここには林冠を観察できるタワーが立っているのだが,それに登らせてもらった.工事現場の足場のような感じで,階段は狭くちょっと怖い.三点支持でおっかなびっくり,ゆっくり登っていくと林冠に出た.花の時期ではなかったが,かわいいドングリができていた.さらに登ると森の様子が一望できた.TNGKさんに「あの白いんがリョウブや」「あの山は昔から木が切られて禿げ山やったけど最近になって林が復活してきた」などと教えてもらった.
最後に,里山ではなく照葉樹林が残っている山に仕掛けたライトトラップを回収.最初は,里山の方が植生が多様なのでトラップに集まる昆虫の多様性が高いのではないかと予想していたのだが,こちらもたくさんの昆虫が採れていた.これは比較結果が楽しみ.

*1:ホオジロは今回は見られなかったとの指摘を受けました.何かと勘違いした模様.