蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

墓参り

サークルの同期6人で、昨年亡くなったサークルの同期のお墓にお参りしてきた。

天橋立にほど近い野田川駅に着くと、お父様と弟さんが車で迎えに来て下さっていた。そして連れて行かれた先は食事処。昼食を出していただけるというのは予め聞いていたものの、高そうな和食に恐縮してしまう。
食事が終わった頃にまた迎えに来て、今度は実家へ。お墓は家のすぐ裏手にあるのだそうな。まずはお仏壇に手を合わせてから、お墓へ。お線香をあげて、墓石に水をかける。実はお墓参りというものはほとんどしたことがないので*1、作法がわからず戸惑った。

その後、家でご家族に当時のお話を伺った。当時、飲料大手のS社の知財部門に勤務していたのだが、サービス残業当たり前、そこ勤務になるとみな体を悪くするというひどい職場だったようだ。会社は過労死であることほぼ認めていて、裁判は起こさず示談という形にしようと思っているということだった。亡くなった後、職場環境も改善されたと、同僚が知らせてくれたそうだ。全くの無駄死にではなかったというのがせめてもの救いだろうか。

帰り際にお父様からお金をいただいてしまったので、これまた恐縮。田舎の風習なのだろうか。交通費以上の金額で、そのまま受け取れるものではない。何かの形でお返ししないといけないだろう……。

帰り、せっかくなので天橋立を散策し、駅前の足湯に少しだけ足を浸して、鈍行で帰京。またお参りしたいが、あんなに気を使われると、どうしたものかと困ってしまう。

*1:亡くなった祖父はお墓ではなく納骨堂に納められているし