蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

バルス!

自宅で不要になった80G HDDを,研究室のPCの80G HDDと入れ替える作業を行った.これは研究室のHDDが耳障りな回転音を発するからである.

さて,今回は同じ容量だし dd でコピってやればいいだろうと考えたわけだ.そこでFreeBSDのLive CD "Frenzy" を使おうとしたのだが,起動途中で止まる.

acd0: CDRW <PLEXTOR CD-R PX-W1210A/1.01> at ata1-master PIO4
stg0(1:0): (略)
cd0 at stg0 bus0 target1 lun0
cd0: (略)
acd0: FAILURE - device detached

acd0が起動ドライブである.MD5を確認して,CD-Rを焼き直しても同じところで止まる.

Frenzyはまだ発展途上なのだろうと見切りをつけて,次はknoppixを試す.が,こいつも

Enabling DMA acceleration for: hdc [PLEXTOR CD-R PX-W1210A]
Looking for CD in: /dev/hdc

とかで起動が止まる*1

次に試したのが,Partition Logicである.ハードディスク全体をコピーする機能があると紹介記事に書いてある.しかし,マウスが動かず断念.PS/2マウスは対応しているはずなんだけどなー.

その次がPC INSPECTOR clone maxx.これもディスク全体をコピーするフリーのソフトだ.これはうまくいきかけたのだが……

Source Primary, Master (PIO4)
Dest Primary, Slave (PIO4)
Time Left: 813:42:17

813時間って何よ?転送モードがPIO4になっているのが気になるが,PIO4だって理論値で16.7MB/sなので,80Gを転送するのには4790s=70mしかかからない計算になるのに.ということでこれも捨て捨て.

ここに至るまですでに半日近く.そろそろ諦めて市販のツールに頼ればよかったのだが……(例えばAcronis Migrate Easyとか).今度は Gparted を使うことにした.これはパーティションの丸ごとコピーもできるという.ディスクコピーではなくパーティション単位なので,まずはコピー先に同じサイズのパーティションを作成する.そして,Cドライブをコピーして,ペースト.Hドライブをコピーして,ペースト.そしてApply.あれ?Hドライブはコピーできたけど,肝心のCドライブが失敗する.もう一度パーティションを切り直して,フォーマットして,コピーして,今度はCドライブがペーストできない.さっきは(ペーストまでは)できたのにおかしいな.パーティションを削除,パーティション作成,ntfsでフォーマット……あれ?
コピー元をフォーマットしちまったー!
どうやら操作対象を/dev/hdaから/dev/hdcに変えるのを忘れていたようだorz

言うことを聞かないソフトばかりでイライラしていたのが一つの要因かもしれない.とにかく,覆水盆に返らずであるよ.教訓としては,HDDを操作するときに慎重になって慎重すぎることはない,確認しながら操作しようということだ.もう遅いがorz

論文の原稿など最重要なものは,全てサーバー上に置いていたことだけは幸いであった.

*1:追記:ドメインパーキングによると、knoppixのbootオプションを、
boot : failsafe
にしたところ起動したとのこと.