蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

生息地の環境

サンプリング地点がどういう環境だったか(主に植生−森林・疎林・草地など)が必要なんだけど,全然思い出せない.人の記憶ってあてにならないものだ.フィールドノートを引っ張り出してみると,「林道沿い地蔵さん」だの「林道沿い大木」といったメモを書いてあることもあるのだが,それだけじゃ情報として使えないし,そのメモを見てもサンプリング地点が思い浮かぶわけではない.

「サンプルを見ればそれを採った場所の様子はありありと思い出す」なんてことがあれば格好いいのだが、それはなさそうだ。それに、先にサンプルを見てしまうことには問題がある。というのも、サンプルを見れば、「これは森林タイプ」とか「こいつはオープンな場所にいたはず」というのがわかっちゃうのだ。だからサンプルを見ながらサンプリング地点の環境を思い出す(あるいは推測する)のは「捏造」になりかねない。

最近は大抵デジカメで全景を撮影するようにしているけど,自分でデジカメを買ったのは2002年5月,それ以前も研究室のデジカメを借りて多少は撮っているものの,2001年6月以前は全く写真がない.当時レッドデータの調査でいっしょに滋賀をまわっていたB博のN井さんは,いつもデジビデで記録を撮りまくっていたが,なるほどこういうときに役立つのか.

あとは人からもらったサンプルが結構あるので,あとでメール飛ばさなきゃ.