蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

「ロリータ」が売り上げ6位って

某大学新聞によると,ウラジーミル・ナボコフの小説「ロリータ」が,うちの大学生協の11月書籍ベストセラー6位に入ったそうだ.うーむ.

いや,別にうちの大学にロリコンがそんなにいるのか,などと思っているわけではない.自分も読んだことがあるので,低俗なポルノ小説ではないことぐらいわかっている.

ただ,それでも6位というのはいささかびっくり.というのも,大久保康雄による翻訳が出たのが1959年であり,その後新潮文庫になってずっと売られていたからだ.2005年に若島正による訳が出て,それが文庫化されたのが2006年10月.11月にベストセラー入りを果たしたのは,若島新訳の文庫化を待ち望んでいた人たちが買ったのだろう.確かに若島による訳の評判は高いようだが,「ロリータ」ファンがそんなにいたのか.


ロリータ

ロリータ

ここはひとつ読み比べてみるか.

2007-01-09追記

生協の本屋に置いてなかったorz