蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

郡って必要?

GBIFに標本データを登録するために、データの整形作業を行った。

採集地の住所データから、都道府県・市区町村を取り出したり、それを英語表記にしたりしてくれるツールがあってありがたい。やっかいなのは、町や村が「郡」に属している場合は「〜郡」をつけていないと正常に変換できないということ。

もうひとつ、住所データから経度・緯度に変換してくれるサービス「アドレスマッチングサービス」というのがある。精度はともかくとして多量のデータの経度緯度を一気に調べられるので便利。問題は、「〜郡」をつけていると正常に変換できないらしい、ということだ。北緯-9999°といったおかしなデータが返ってくる。

普段、「郡」の存在意義を感じることはあまりない。手紙を書くときの住所にしても、標本の採集地にしても、文字数が多くなるだけに思えて「〜郡」は省略してしまうことが多い。どうせ同じ県の中に同名の町村はないのだから、郡は書かなくても一意に特定できるのだ。Wikipediaを見ても

現在の郡は、自治行政の面では公職選挙法上での選挙区の編成単位に利用されている程度でこれ以外で郡の存在意義は薄い。

郡 - Wikipedia

などと書かれている。存在意義が薄いのであれば、廃止してはどうだろうか。