蝸牛の歩み

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韓国大統領「竹島」で米の支持要請、ライス長官無反応

どうも見出しと本文が一致しない印象を受けたが,こういうことらしい.

週末、インターネットで日本のニュースを観ていると読売新聞サイトに、【韓国大統領「竹島」で米の支持要請、ライス長官無反応】との見出しで、以下の記事が掲載されていた。
(中略)
今回の、ライス長官の日中韓訪問目的は「北朝鮮問題」にある。米国の北朝鮮政策は「米日韓の連携」を軸に据えている。ところが、韓国の盧政権は“同胞”の立場から甘き政策で向かい合ってきた。これでは空回りするだけだ。また、米国の描くシナリオに沿って足並みを揃えなければならない時期に日韓関係までギクシャクしてきた。それも、韓国で激しい対日感情まで生じている。日韓の対立は北朝鮮政策に影響を与えかねない。米国はさっそく、「今の時期、そんなことしている場合ではないでしょうに!」と、盧武鉉大統領に迫った。米国の政策をわかっている韓国は、米国のシナリオに不満をもっているから日本との関係を乱しているのではないとの、米国の誤解を解くことに重点を置いた。そして、最近の、日韓対立の要因となっている竹島問題を歴史に遡って説明、ライス長官に理解を求めた。ライス長官は韓国側からの説明を聞き、韓国が日韓関係を北朝鮮問題に連鎖させないことを確認した。つまり、ライス長官は両国の歴史的葛藤の説明(弁解ともいえるが)を受けただけなのでそれに、“反応”を示す状況ではなかった。それを読売の見出しは、韓国の要請にライス長官が「無反応」で対応したかのように報じた。この記事を目にした多く国民たちは、竹島問題で米国に支持を要請する「韓国の強かさ」に眉をひそめたことだろう。いくら竹島問題が“旬の話題”とはいえ、記事の焦点をはじめからそこに合わせて報じるのは一種の、「意図的報道」である。
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/week12/index.html

マスコミってやつは客観的なニュースのふりをして,自分たちの主張を押しつけてくるから困ったものである.多くの視聴者・読者はそれに気づくことなく鵜呑みにしちゃうんだろうな.それを考えると空恐ろしくなってくる.