蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

科学がきらわれる理由 ロビン・ダンバー

読了.後半部分は比較的読みやすかった.社会の中における科学の地位を取り戻すためには教育が重要だという主張で締めくくられる.これ自体は日本にも当てはまることだと思うが,本書で問題にしているのはイギリスにおける文系理系の分裂であり,原因にしても対策にしても,日本における理科離れにはそのまま適用できない部分があるように思える.