蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

寝台特急「彗星」

始発の南宮崎駅から乗車.いわゆる駅弁は売っていないので,コンビニ弁当みたいな普通の弁当を購入.ちょうど入線したところだったので,さっそく乗り込む.個室は2号車8番.扉を開けると階段があり,上がるとベッドになっている.部屋の広さは,フェリーの2等での一人分のスペースよりはだいぶゆったりしている.
部屋の装備などを見ているうちに発車した.「車内販売は行っていない」旨のアナウンスあり.また,停車時間が短いので停車時間に売店で買い物をするのも危険とのこと.うーむ.
しばらくすると,同じ車輌のどこかでオヤジ*1の怒鳴り声が・・・.どうも男の子の兄弟が子供2人だけで乗っていて,そいつらにうるさいと怒っているみたい.それから車掌にも「車内アナウンスがうるさい.○○駅に到着したって知ったことか.こっちは寝てるんだ」と怒鳴りつける*2.正直言って,怒鳴っているオヤジが一番うるさいんだが.しばらく静かになったと思ったら,今度は「開けろ」と怒鳴りながらドンドン叩く音がして,さらには非常用ブザーが鳴り始めた.すぐに車掌が飛んできた.本人は扉が壊れたと思ったみたいだが,単に鍵の開け方がわからなかっただけじゃないかと思われる.非常に迷惑な話だ.その上,「外からの鍵のかけ方がわからん」と車掌に食ってかかる.扉のところに説明書きがあるのに,である.そんな客にも「すみません」と頭を下げなくてはならない車掌が気の毒だった.
途中でペットボトルの飲み物を飲み干したため,「あかつき」の連結をするため停車時間が長い門司駅で買おうと思ったのだが,停車したホームには自販機がなかった.次の下関でも同様.我慢して眠ることに.
寝台特急に初めて乗った感想としては,個室なのでけっこう快適.フェリーも列車も振動や騒音があるが,フェリーのエンジン音よりも列車のレール音の方が心地よい眠りに誘ってくれる.値段を考えなければ,フェリーの2等よりもこっちがいい.ただ,自販機も車販もないというのは不満だし,甲板などに遊びに行けるというのはフェリーの方がよい.

*1:というかヤクザか,酔っぱらいか,はたまた酔っぱらいのヤクザか

*2:まあ確かにボリューム調整ができたらいいとは思った