蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

スーパーサイズ・ミー(一応ネタバレ注意)

研究室の人からDVDを借りて,以前から見たかった「スーパーサイズ・ミー」を見た.マクドを食べ続けるのは体に悪いかどうかを検証するために,Morgan Spurlock監督自ら30日間マクドのメニューしか食べないという実験をした映画である.実際に見るまではそういうアホな実験をしただけの映画だろうと思っていたら,アメリカにおけるファーストフード文化や肥満といった食の問題について真面目に取り上げたドキュメンタリーになっていて意外だった.
さて実験のルールは以下のとおり.

  • マクドナルドで買えるものだけを食べる
  • スーパーサイズを勧められたらそれにする
  • 全ての商品を最低一回は食べる
  • 1日絶対3食食べて残さない
  • 以上を一ヶ月間続ける

これだけのはずなんだけど,何故かSperlockさん,やたらと食うんである.1日5000kcalっていくら何でも食い過ぎ.体に悪いかどうかを検証するんじゃなくて,どうにかして体を壊そうとしているような感じに思えた.そして途中で医師に「危険だからやめなさい」と忠告されても続けるSperlockさん……無事でなによりでした.
あとはアメリカの学校給食や肥満率の現状にはびっくり.学校では昼飯に菓子みたいなのだけ食べている子どもがいっぱいいたり,給食は学校で作らず冷凍食品を解凍するだけだったり.あれと比べれば日本ってマトモだよなぁと思った.
ちなみにこの映画を見て実際に自分も実験してみたという人がいる.その「30日間マクドナルド生活」によれば,ルールが多少違うのも影響しているのだろうが「別に体には大きな変化はありません」とのこと.やはりマクドが悪いというよりSpurlockさんが食べ過ぎなんじゃ……