蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

段ボールパネル

6月8日の観察会の下見で、山を縦走。カタツムリは全く期待できないコースだった。久しぶりの山歩きで疲れた。

その後、雨天の場合に見学させてもらう予定の、H来寺の博物館に挨拶に行った。そこで展示も見学させていただいたのだが、一番面白いと思ったのがパネルの材質。

前職場でも、今の職場でも、パネルを作るときには「のりパネ」あるいは「貼りパネ」と呼ばれる、粘着材が塗ってある発泡スチロールの板を使っている。プリンターで打ち出したものを、このパネルにいかにきれいに貼るかが、学芸員の腕の見せ所である。

しかし、展示しているうちに、温湿度変化に伴ってしわが寄ったり反ったりすることがある。そこでH来寺では、「紙と発泡スチロールで収縮率が違うのがいけないのだから、両方とも紙なら大丈夫なはず」ということで、のりパネではなく段ボールを使うことにしたのだそうな。「段ボールじゃみすぼらしくない?」と思われるかも知れないが、言われるまで全然気づかなかった。

これならリサイクルもできるので*1、環境面からもよさそう。

*1:のりパネは使い捨てで、紙がはがせないので資源ゴミじゃなくて燃やすゴミになる