蝸牛の歩み

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オサムシの語源

オサムシの語源について、オサムシ―飛ぶことを忘れた虫の魅惑によると、以下のように書かれている。

では、和名ではなぜ「オサムシ」というのか、その語源はよくわかっていません。体型が紡錘形で機織に使う筬(おさ)に似ているからだ、という説もあります。歴史的仮名遣いでは「ヲサムシ」と書いていたそうです。しかし、筬は図1-2のように、鉄や竹の薄片を櫛の歯ように並べたもので、紡錘形ではありません。機織の道具で紡錘形のものというと紡錘(つむ)か杼(ひ)があり、オサムシの語源は杼と筬との取り違えからきているのではなかろうかという説もあります。
オサムシ―飛ぶことを忘れた虫の魅惑 P.11

ところが、wikipediaによると

緯糸を通す器具、シャトル (shuttle) 。杼(ひ)、あるいは梭(おさ)とも呼ばれる

機織 - Wikipedia

(太字は著者)
ということで、機織の道具で紡錘形の杼(ひ)のことを、梭(おさ)ともいうそうだ。従って、オサムシは筬(おさ、リード、reed)の取り違えじゃなくて、梭(おさ)が語源ということで問題ないのではないだろうか。