蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

Accessでのデータベース構築を目指して

館の収蔵資料データベースは、現在The Cardで構築されている。しかし、いくつか問題がある。

  • 役所の端末にはThe Cardがインストールされていないので、作業を資料登録用の専用PCで行わないといけない。専用PCは1台しかないので、他の学芸員と作業がかち合う可能性がある。
  • The Cardの将来性の問題。現在は販売・サポートが終了している。資料登録用PCを更新してWindowsのバージョンがあがった場合、The Cardが使えるか(一応Vistaでも使えるという話だが)。
  • 私自身がThe Cardを使ったことがない。

一方、Microsoft Accessならば役所の端末に入っているし、将来性も大丈夫だろう。Accessも使ったことがないが、どうせ一から覚えるならThe CardもAccessも同じだろう。むしろ、巷の情報はThe CardよりAccessの方が豊富なので、Accessの方が勉強しやすいのではないか。ということで、貝類のデータベースについてはAccessへの移行を目指すことにした。

一言でデータベースと言っても、Accessは今まで使ったことのある桐やファイルメーカー、あるいはThe Cardとはかなり違ったソフトのようだ。リレーショナルデータベースなので、PostgreSQLなんかに近いということだろう。ただ、テーブルの考え方はそれで理解ができるとしても、クエリやフォームの使い方はAccess独自のものなので勉強しないといけない。

やりたいのは、フォーム上で入力するときに桐の「表引き」相当のこと。すなわち和名を入力したら科名などの分類群や学名を自動的に入力してほしい(できれば、完全一致しなくても選択肢を表示してほしい)。あとひとつは、フォーム上で個数を入力したら、実際のデータベースではその数だけ登録番号を振ってデータを追加してほしい(貝類のデータベースでは1個体に1登録番号を振っているため)。

本屋に行って本を探してみたが、Accessの参考書はたくさんありすぎて困ってしまう。とりあえず、ぱらぱらと見て基礎からVBAまで解説されている以下の本を買ってきた。