蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

シンポジウム「生物多様性保全における拠点機関の役割」

名古屋市で行われたシンポジウム「生物多様性保全における拠点機関の役割」に参加した。私はたまたまブログ経由で名古屋市のウェブページ(現在は削除されている)を見たので、てっきり名古屋市が主催なのかと思っていた。行ってみてあらびっくり、日本植物分類学会の公開シンポジウムであった。

また、内容にしても各公演のタイトルから予想していたものと違って、「名古屋に生物多様性センターをつくろう!」というものであった。展示よりも収蔵庫、シンクタンク機能を優先させたものだそうだ。確かに、リンク先にも書かれているとおり“愛知県/名古屋市はこのような機関がほとんどない,生物多様性研究最「後進」地域”であり、自然史博物館に類する施設は欲しいところだ。しかし、研究成果などの住民への還元が重視される昨今、それで市民の理解が得られるだろうか?