蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

R潟

日曜日に、昨年特別企画展でお世話になった高校の先生が来られて、同好会の活動の記録の冊子をくださった。その中身を見ると、R潟で調査をされていて、キタフナムシが採れているという。それは採集せねば!
今年になって一度行ったときには堤防工事をしていて入れなかったが、今回行ってみると立入禁止の部分はあるものの、工事はしていなかったので、立入禁止の看板を迂回して干潟へ。残念ながらフナムシの類は見つからなかった。また、それほど引いていなかったのと、スコップを持ってこなかったためベントスも十分に調査できなかった。ただ、一つ面白いものを見つけた。

マキガイイソギンチャクはアラムシロやイボウミニナの生きた巻貝の殻上に付着するが、これはヤドカリの入ったウミニナの殻上に付着しているイソギンチャク。同所的に見られるマキガイイソギンチャク(類似種?)は触手が50本近くあるのに対し、こちらは35本近くとやや少ない気がする*1。また、触手の付け根に赤いスポットがあるなど、模様も違う。ヤドカリと共生しているのか?偶発的に付着しているだけなのか?

*1:写真からカウントしたが、透明だし、重なり合ったりしてうまく数えられない