蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

脱輪

館の管理している林内を通っている林道は、除雪がされていないため雪が積もっている。それでも車が走れないほどではなく、実際車が通ったらしくわだちがついている。そのため通れるものと判断して、蛾を探しに林道に突入した。

最初の急な坂道は無事に登り切り、これなら楽勝と思っていたそのとき、なぜかタイヤがわだちから外れてススーッと道の左端に寄っていき、車が斜めに傾いて止まった。雪に埋もれていてわからなかったが、道の端には側溝があったようで、見事にはまってしまったようだ。

地元の人からは、「溝にはまっても慌てる必要はない。溝に雪を詰めて坂にして脱出すればよい」と聞いていた。しかし実際やってみるとそう簡単じゃない。スコップでまわりの雪を掘って*1雪を詰めて坂にしても、途中で登れなくなってタイヤが空回りするばかり。タオルをタイヤの下に敷くとその部分だけは滑らないものの、タオル一枚分じゃどうにもならず。

そうこうしている間に、たまたま館から電話があり、事情を説明すると助けに来てくれることになった。荷物固定用のロープで引っ張ってもらう。ところが途中でロープが切れてしまった。しかもその拍子に切れたロープが後輪にからまってしまった。これじゃダメだということで、一度家に戻って牽引ロープを取ってきてくれ、再挑戦してようやく脱出できた。館に戻ってからタイヤを外してからまったロープを外して一件落着。

いやはや、無謀なことはするものじゃない。

*1:雪国ではスコップは必携というのを実感