蝸牛の歩み

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カイヤドリウミグモ

知多半島東岸の美浜町南知多町の一部で、アサリなどに寄生するカイヤドリウミグモが発生していることが31日わかった。ウミグモ自体は人体に無害だが、寄生されると貝が弱って死ぬこともあるという。県では他地域への流出を防ぐため、地元の美浜、大井の両漁協にウミグモが寄生した貝を撤去するよう指導している。

知多半島にウミグモ : 愛知 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

このニュースを見て、早速現地に行ってみた。

潮干狩り場というのは干潟かと思いきや、干潮なのに砂浜はほとんどなく、転石がごろごろしている。浜に下りてみると……

上から見て砂浜だと思ったのは、不如帰貝のマットだった。

県水産課などによると、4月22日に潮干狩り客から「貝の中に変わった生物がいる」と美浜町役場に通報があり、県水産試験場漁業生産研究所で調べた結果、カイヤドリウミグモとわかった。このため美浜、南知多町の11か所を調査したところ、寄生率は7月上旬で44%だった。現在は36%まで下がった。両漁協では、5月からこれまでアサリを数十トン撤去した。

知多半島にウミグモ : 愛知 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

では、アサリはどこにいるのだろうと思いながら、なるべく砂っぽいところを掘ってみたが、小さいアサリしか出てこない。やはり撤去されたからもう残っていないのだろうか。ひょっとしてと思って不如帰貝のマットをめくってみたら、そこに大きなアサリがいくつも転がっていた。こんなところでちゃんと呼吸ができるんだろうか、エサが摂れるのだろうかと心配になる。種苗を放流するからこんな状態でごろごろしているんだろうか。