蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

ルーリン彗星見えず

昼間はよく晴れていたので今晩はルーリン彗星を見ようと思っていたのだが、8時半くらいからにわかに曇りだし、月さえ雲を通してぼんやりとしか見えない状態になってしまった。無念。

見えなかったけど写真に撮った

風呂上がりにベランダに出ると、晴れていた。急いで双眼鏡を持って外に出たが、うちの周りはどこも街灯が明るくて彗星のような淡い天体を見るには条件が悪い。しし座のレグルスの右あたりのはずだが、いくら探しても見えない。
ダメ元で写真を撮ってみた。デジカメを三脚に載せて撮るだけの固定撮影である。焦点距離は50mm、ISOを1600まで上げて、F4.0で15秒間。すると、青白くてぼやっとした星が写っていた。

(クリックで拡大)
写っているのはししの大鎌のあたりで、矢印で示したのがルーリン彗星だと思われる。もっと望遠を使いたいところだが、星が点に写らなくなる。かといって赤道儀を持ち出すのはセッティングが大変だ。この光害だらけの環境と、大したことのないレンズでは撮れる写真はたかが知れているので、そこまでする価値はあるまい。
星のよく見えるところに行きたいなぁ。その点では去年は天国だったが、季節によっては晴天率が低いのが難点だった。