蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

海辺で拾える貝ハンドブック

海辺で拾える貝ハンドブック

海辺で拾える貝ハンドブック

図鑑というと、一種につき一枚の写真しか掲載されていないことがあるが、この本では全種について複数の写真が掲載されている。この本のユニークなところは、破損したり摩耗したりした殻の写真まで紹介しているところである。確かに海辺で拾えるのは新鮮なものだけでないので、より現実的ではある。
非常に些末なことではあるが気になったのは、摩耗の進行度を表した写真の矢印。最初の解説ページでは

新鮮→やや摩耗→もっと摩耗

という具合に時系列に沿って矢印が使われているので問題はない。ところが図鑑ページでは

破損→摩耗→やや摩耗→新鮮

という具合に、だんだん復元していく方向に矢印が使われていて、違和感がある。