蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

10000円かけて「マイマイ新子」を見に行ってきた

ネット上でえらく話題になっていて、「ハヤオを超えた」などという話も聞く「マイマイ新子と千年の魔法」(←音が出ます)。しかし客の入りは少ないらしく上映が打ち切られる映画館も多く、上映存続の署名が行われたりしていた。私の住んでいるところの映画館では、はなから上映されていない……。

しかし、いつも読んでいるブログで何度も何度も「マイマイ新子よかったよ〜」と書かれていて、別のところでも「日本映画史・世界アニメ史の事件だ」という人もいて、これは何とかして見に行きたいと思うようになった。調べてみると、MOVIX清水で上映されていた。ただ、いろいろあって行けないうちにこの週末を逃すと上映終了ということに。上映は19:10〜の1回だけで、しかも昼間は別の用事があるので、新幹線で往復せざるを得ない。結局、駅前の駐車場代、新幹線代、チケット代を合わせると10000円くらいかかってしまった。こんな高い映画は初めてだよ……。

JRの普通列車が遅れて予定の新幹線に乗り継げなかったりとか、MOVIX清水の入り口がよくわからずウロウロしたりとかしつつも、何とか19:10にギリギリ間に合った。東京では満員で見られなかったという話も聞いたが、清水では客はまばらで20人弱しかいなかった。

ネタバレってほどのことはないかも知れないけど、一応「続きを読む」で。

  • 仕事柄、マイマイという言葉がすごく気になっていたんだけど、そっちのマイマイか!あっちのマイマイは全然出てこなかったよ。残念。
  • なんだろ、確かに人に説明しにくいな……。でも何だかイイ!登場人物の女の子たちが魅力的なんだよね。新子も、貴伊子も。
  • ラストに近いシーン。田んぼでウシガエル(多分)が鳴いていて違和感があった。基本的に「日本の原風景」的なのに、なぜいきなり外来種が出てくるのだと。調べてみると1920年代に持ち込まれたらしいので、あの時代に田んぼにいてもおかしくないのかも。そういえば、ぼんやり見ていて気にとめていなかったんだけど、教室の水槽にウシガエルのオタマジャクシがいたような?
  • 噂で聞いていたような、泣くほどの感動ってのはなかった。
  • できることなら、もう一度見たい。交通費がかからなければ10000円で5回は見られるのに。
  • パンフレットを買おうとしたらば、売り切れorz。

最初来ようと思ったのが月曜日だったので、調べていたのは平日のバスだったのだが、日曜だといいバスがなかった。バス停でしばし呆然。結局、清水駅まで走ったり歩いたり。何とか帰りの電車に間に合った。