蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

博物館の生態学

企画集会「博物館の生態学」に参加。博物館の個体群動態とかの話ではない。目に見えない、モノとして展示しにくい生態学の現象や理論をいかにして展示するかという話。

  • 大阪では、ゲームを通して感覚的に生態学を学べるようにしている。コンピュータゲームだけでなく、機械仕掛けのものもあるが、玉詰まりなどが起こるためメンテナンスが大変らしい。「狙いを達成しているものもあれば、していないものもある」とのこと。また、どこかの学会の偉い人が「何を言いたいのかわかりません」とコメントしたゲームもあるとか。確かに、私も「?」と思ったゲームがあった(あとでこっそり聞いたら、学芸員さんも認めていた)。
  • 河川の展示。展示をつくるときに、試作品を作って評価を行い、完成度を高めるという話。
  • ひとはくの方による、カードや発泡スチロールで作った模型による授業のビデオ。大変参考になった。
  • コメンテーターkensuke_nakataさんによる、学芸員とは違った立場からの貴重なコメント。映像は効果的だが、プロパガンダに使えるもので危うさを伴うという話。気をつけねば。

その後、懇親会へ。人数が多くどうなることかと思ったが、何とか収容できたようだ。手配してくださった方、お店の方、ありがとうございました。研究室の先輩がいつの間にか博物館関係者になっていてびっくり。いろいろな方と知り合いになれて有意義だった。