蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

職場体験

中学生の職場体験学習の担当だった。資料集(標本目録)の原稿執筆がピンチなので、その手伝いをしてもらった。いくつかの引き出しにデタラメな順番で入っている標本を、リストの順番に並び替えてもらう作業。いつもボランティアさんにやっていただいていたが、自分でやってみるとなかなか大変な作業だった。中学生と2人で1日かかってようやく2つの科の標本を並びかえることができた。

そんな作業をしているとき、来客とのことで事務室に呼び出された。すぐ終わるかと思ってたいした指示も出さずに行ってみると、大学時代に大変お世話になったバイト先、メディアセンターの教官が訪ねてきてくださった。今は石川におられるのだそうで、出張のついでに寄ってくださったとのこと。遠路はるばる来ていただいて大感激、つい話し込んでしまった。

ふと我に返って中学生のことを思い出し、部屋に戻ってみると自主的に仕事を進めてくれていた。指示待ち症候群が多いと言われる中、優秀な中学生だった。