蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

金環日食

動物園でボランティアさんたちが動物の行動を観察するというので、一緒にビデオでの撮影などを行った。

しかし、欠け始めて間もなくちらっと欠けた太陽が見えただけで、あとは太陽は雲の向こう。間もなく金環食という時間になっても、太陽は恥ずかしがって出てきてくれない。

その後、金環食の時間になっても雲がかかったまま。ただ、雲の切れ間が東の方から近づいてきていた。「あの切れ間がこっちに来てくれれば……」と念じたものの、あっという間に金環食は終わってしまった。金環食の前後は、周りがだいぶ薄暗くなり、肌寒くなった。動物の行動は、個人的には特に変わった様子は感じなかった。

そして、金環食が終わって、ボランティアさんに「ダメでしたねえ」と話しかけようとしたそのとき、「チラッと見えるよ」と言われて見上げると、ちょうど雲が薄くなって三日月のように大きく欠けた太陽が肉眼で見ることができた。あわてて写真を撮ろうとするもNDフィルター越しには全く見えず、フィルターを外して撮影。

その後は雲が切れて明るさを取り戻していく太陽を観察することができた。動物の観察は、まだ部分食の途中の8:30ごろ撤収。ボランティアさんを通用門まで送り届けてから事務室で一息ついていたら、動物園から「カメラが忘れてあったから、そちらに届ける」という電話が……。あ〜〜〜、インターバル撮影中だからそのままそっとしておいて〜〜〜と伝えたが時既に遅し。一応元のところに置いてくれたみたいだが、当然ずれているし、ズームの画角も変わっていたしで、がっくり。まあでもPhotoshopで修正して、それらしい合成写真になった。

で、ビデオの方だけれども、ソニーのハンディカムはなぜか57分で停止していて金環食の時間帯が撮れていなかった。動物に影響を与えないようにと近づかないようにしていたが、確認すべきだった。また、Optio WG-1では「インターバル動画撮影」というのを行ってみた。これは、マニュアルによると

設定した時間間隔で動画を撮影する

という機能だ。普通に動画を撮影したのでは、1ファイル2GBまでという制限があるため、高画質では10分くらいしか撮影できない。そこで、自動的に連続で動画を撮影しようとしたのだ。ところが、撮れた動画を見て驚いた。タイムラプスやんけ!インターバルで動画を撮影してくれるんじゃなくて、インターバル撮影した写真から動画を作成する機能なのね。マニュアルとよく読むと、ちゃんと書いてある。

設定した時刻から、設定した時間間隔で自動的に撮影した複数の静止画をひとつの動画ファイルとして記録します

完全に準備不足だった。ぶっつけ本番はあきまへんな。

まあ、ちゃんとビデオが撮れていたとしても、あの天気ではダメだったはず(ぶどうは酸っぱいのだ)。