蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

ハウル(一応ネタばれ注意)

「つまらん」だの「わからん」だの「無理がある」だの散々な噂を聞いていたため期待度は低かったのだが、それに反して意外と楽しめた。もっともストーリー自体じゃなくて、なるほどこれを宮崎さんは描きたかったのね、というような邪道な楽しみ方かも知れない。「わからん」という感想はわからなくもない。僕はソフィーの年齢がどういうときに変化するのかという肝心なところがわからなかった。他にも突っ込みたくなることはあるが、余計なことは言いますまい。街の雰囲気、草原や湖の美しさ、変な機械と登場人物達。そういうのをひっくるめて、ああやっぱり宮崎アニメだな、と思うわけですよ。
ところで、千と千尋のときは日比谷の映画館でDLPなるデジタル映写技術を初体験したのだが、確かにきれいだった(ような気がする)。で、あれから数年経っているわけだし、主要な映画館では採用されている映写方法かと思いきや、京都宝塚は単なるフィルムっぽかった(ゴミ?が映る)。調べてみると意外と少ないようだ。劇的に違うというわけではないかも知れないが、やはりもっと普及して欲しい。