蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

女王の教室

ここのところ欠かさず見ているドラマ。公式ページの掲示板では、「あんな教師はひどすぎる、放送をやめるべき」とか、逆に「あんな教師が欲しい」と大反響なんだそうな
僕は今まで子どもたちに同情的だった。前回の放送でも「ぬれぎぬなのに罰するなんてひでーな」と思ったものだ。しかし、今回は鬼教師には鬼教師なりの深謀遠慮があるのではないかと伺わせる内容だった。あまり余計なことを書くとおつむの弱さを露呈することになりそうなので、鬼教師の言葉を引用しておく。

まったくあなたたちは
何か気にくわないことがあると
親が悪い教師が悪い友達が悪いと人のせいにして

いいかげん目覚めなさい

そんなことばかりしていると
自分では何も考えられない思考停止人間になるだけよ

イメージできる?
何かつらいことがあったときにあなた達にできることなんか
せいぜい目をつぶることぐらいじゃない
でも目を閉じても問題は消えてなくならないわよ
目を開けたときに事態はもっと悪くなっているだけ

普段は個人の自由だなんて言って
権利を主張するくせに
いざとなったら人権侵害だと大人に守ってもらおうとして
要するにいつまでたっても子どもでいたいだけなのよ

悔しかったら自分の人生ぐらい
自分で責任持ちなさい

どうだろう。うーん、この台詞だけじゃあまり伝わらないかもしれないけど、これは視聴者に向けたメッセージにもなっているのではないだろうか。お上に従順な日本人に「いい加減目覚めなさい」と言っているのではないか。ぶつぶつ不平を言っても何も変わらないんだよ、行動にうつしなさい、と。あるいは研究室でもそうかも知れない。「教官が○○と言ったから従う」では思考停止になってしまう。思ったことがあったら教官にぶつけて事態を変えないと。
ますますこのドラマから目が離せなくなってきた。