蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

生物

金生山

撮影旅行で全国を回られている写真家の武田さんがこちらに来られており、一緒に金生山に行くことになった。金生山は石灰岩の山で陸貝が多く、特産種もいることから「金生山の陸貝と生息地」が県の天然記念物に指定されている。そのため採集はできないが、写…

観察調査会

藤原岳の石灰岩採石場に入らせていただいて陸貝調査。朝、人身事故でJRが止まっていて遅れた上、近鉄特急が伊勢参りの客で満席だというアナウンスが流れてもうダメだと思ったが、乗りたい特急とは違ったらしく指定席が取れて、何とか集合時間に間に合った。…

A半島

I岬へタカの渡りを見に行ったが、ほとんど見られず。写真は証拠写真程度ですが…… 帰りに磯に寄って、来年の干支のウマにちなんだ馬糞海胆を探すも、潮が悪いし、波はあるしで見つからず。

首が絞まる

「特別展が終わったら大丈夫っすよー」と安請け合いしてしまったことを後悔。 ご迷惑をおかけしております……>前の職場、他

カニの遡上

カニの遡上の季節。先週見に行ったときは全く見られなかったが、その後他のブログで見たという情報があり、出勤前に海へ。すると、今まで見たことのないすさまじい数のカニが! 一部をお持ち帰り。ただ、博物館でポンプとストーンはあるのにホースが見あたら…

アカ○ミガメ

カニの幼生が遡上していないかと見に行ったが、空振り(一昨年、昨年])。時期的にはそろそろ始まっていてもよさそうだけど、潮の関係か? かわりに、カメの上陸が見られた。といってもアカミミガメ。普段見る川や池のアカミミよりきれいだったので、お持ち…

狩り

今年も狩りの季節がやってきた。鳴き声ではクマが幅を利かせていて、アブラが衰退しているかと思ったが、採ってみるとアブラも結構楽に数が集まった。 初めて産卵を観察した。メスのお尻の先にある三角形の突起のようなものが産卵管と思い込んでいたが、実際…

ツクツクボウシ初認

館の周辺でツクツクボウシを初認。例年に比べると遅めかな。館内にこもっていることが多いから気づくのに遅れただけという気がする。

外道

雨上がり。生態展示用の山蛞蝓を探しに行ったのだが、見つからず。 代わりにKGB。種類は何だろう?Novibipalium trifuscostriatumにしちゃ大きいような。

ニイニイゼミ

初認。昨年より3日早い。

カニ

去年の秋に幼生を採ってきて飼っているカニが、暖かくなってきてとっても元気。近づくと餌をねだるようになり、かわいい。最初は赤手か、黒弁慶かと思ったのだが、ずっと水の中にいるし、どうも藻屑ではないかという気がしてきた。ただ、遡上していた幼生が…

蚯蚓

最近、館の前のインターロッキングで干からびた蚯蚓を見かける。昨日は、まだ干からびる前の元気な蚯蚓がのたくっていたらしく、館長が採集してきた。それを受け取って、標本にするため麻酔をしたのだが、そのまますっかり忘れていた。思い出して休館日の館…

蛙合戦

暖かい雨。予想通り、蛙合戦が見られた。 団子状になって組んずほぐれつ。

夜光虫

海岸で夜光虫が見られるというブログ情報があったので、行ってみた。波打ち際で水をくみ、タオルで漉したところ、確かに青く光る!でも、目をこらしてみても光っているヤツの正体は見えなかった。 翌日、館でプランクトンネットを使って濃縮、実体顕微鏡で見…

蝸牛考再び

以前読んだ蝸牛考だが、今後の展示で紹介しようかと再読。しかし、方言周圏論を図示しようとすると難しいね。代表的な方言を日本地図上に落としていこうとして、挫折。ざっくりとした概念図を示すしかないかな?

動物地理区

各所で話題になっているウォレスの動物地理区のアップデートという論文をコピーしたかったのだが、今までお世話になっていたA大図書室は昨年でScienceの購読をやめていた。仕方がないので、初めてG大へ。この論文、図がカラーなので白黒コピーだとわかりにく…

霜柱は出ず

最低気温がマイナス3度という予想で、これならウチの公園のシモバシラにも霜柱ができるのではないかと期待したが、できていなかった。何が悪いのだろうか? 植物園では、先日歩いたときには気づかなかったマンサクが満開だった。午後は館の講座を受講。

昨日の鳥

O調整池で昨日撮った写真。 鷽がサクラの芽をついばんでいた。 青鵐。

霜柱

シモバシラの霜柱を見てみたくてO調整池へ。 シモバシラ(霜柱、学名:Keiskea japonica)はシソ科の多年草であり、枯れた茎に霜柱が出来ることで知られる。 シモバシラ - Wikipedia シモバシラ自体は、公園の植物園ゾーンにも植えられているのだが、よく冷…

赤蛙

雨。今日こそ赤蛙の産卵が見られるかと思って夜に行ってみたが、オス1匹のみ。寒すぎかな?

緋連雀

鳥好きな方のブログで地元に緋連雀が来ていると知る。昨年は情報を元に行ってみても見られなかったのでリベンジに。情報のあったT公園に着くと、ちょうど撤収するカメラマンとすれ違った。彼らも緋連雀狙いか?人のことは言えないが、そんなに人気者なのか?…

赤蛙の卵

晩にH学芸員から電話がかかってきた。昨日見に行った場所で、赤蛙の卵が産まれているという。昨日、我々が帰った後で産卵があったのだ。さらに、今ちょうど赤蛙のオスがメスを待っているという。 見に行ってみると、確かに卵が。 そして、オスも。 しかし、…

赤蛙はまだ現れず

温かい雨。蛙好きのH学芸員が「今晩あたり赤蛙の産卵じゃないか」というので、晩に昨年赤蛙の卵があった場所に行ってみた。が、蛙は見あたらない。先に来ていたH学芸員も見ていないという。まだなのか?

○蚯蚓

6月にサイエンストークに来ていただいた講師の先生が、「この種類は冬に活動するので、ぜひ探してみてください」とおっしゃっていたことを思い出し、昼休みに館長と探索。しかし普通のしか見つからず。念のため館内で探している種ではないことを確認し、館の…

ため池調査

外来魚駆除のために水が抜かれたため池で、淡水貝調査。 干上がった池でドブガイが瀕死状態になっていた。もう息絶えているものも。

“未記載亜種”探し

“未記載亜種”を求めて、北へ。隣市との境にある山に初めて登ってみた。登山口からほんの20分で山頂に。「山に登る」などというのはおこがましいような山だった。少なくとも今回歩いた登山道には大した林はなく、陸貝の気配は全くなかった。午後1時から献血の…

フィールド始め

今年の初調査。某“未記載亜種”を求めて隣市へ。一応この市で採れたと書いてある文献があるのだけど、具体的な地名が書いてない。石灰岩地か?と思ってとある神社を訪れてみたけど、石灰岩じゃない上に乾燥していてダメだった。石灰岩の露頭はいずこ?もう採…

未記載亜種

市内には、とある“未記載亜種”の陸貝が生息している。目録の中で記載を伴わずに学名だけが使われたため、名前は一応ついているけど命名規約上有効じゃないという状態。裸名(nomen nudum)というやつだよね。で、亜種としては未記載でも、その上位の種はちゃ…

人工干潟調査

週休日。体調不良につき、午前中は寝て過ごす。午後、ふと潮を調べると大潮じゃないものの結構引いている。これなら調査できそう。雨も上がり、寒くはない。ということで1.5ヶ月ぶりに調査してきた。一時期はカニが大量にいて調査に時間がかかったものだが、…

煙管貝の縦断面

データのはっきりしない煙管貝の標本があったので、縦断面を見てみた。 煙管貝の内部には、弁や襞などの面白い構造がある。知識としては知っていても、こうやって切断してみると弁がバネ仕掛けになっていることがわかって面白い。 ちょうど軸の向こう側の隠…