蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

明星山へ

糸魚川市にある明星山は石灰岩の山であり、村山舞舞の模式産地かつ唯一の産地である。陸貝屋なら誰しも一度は訪れたいと思う、メッカのような地である。その明星山へ巡礼に行ってきた。
25日15時ごろ、館を出発。途中の本屋で2万5千分の1地形図やガイド本を調達する。明星山の載ったガイドは糸魚川の自然を歩くしか見つからなかった。まあ大した情報が載っているわけではないが、ないよりは心強い。
途中、オサムシの某種と某種の分布境界にあるK山でトラップをしかける。京都に帰ったときにS先生にそそのかされたのだ。草地×2、山際、河口に計70個しかけた。秋の日暮れは早く、しかけているうちに真っ暗になってしまった。
夕食はコンビニですませ、一路明星山を目指す。国道を外れてからは「高浪の池」の標識を目印に進む。右手に月明かりに照らされて巨大な岩の塊が見えてきた。どうやらあれが明星山らしい。この時点では、思っていたほど手強そうではないと感じた。さて、目指していた「高浪の池」の施設は営業時間外ということで立ち入り禁止になっていた。さらに先へ進むとヒスイ峡キャンプ場の駐車場とトイレがあった。登山口にも近いので、ここで夜を明かすことにする。しかしまだ寝るには時間が早いので、夜間採集を試みた。登山口から30分くらい登ってみたが、煙管が2種採れた程度。あきらめて駐車場に戻り、荷台をフラットにして寝る。