蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方 盛口 満, 安田 守

先日拾ってきたムササビの死体を骨格標本にすべく,参考書として購入.「骨格標本のつくり方」といいつつ,実は2/3くらいは読み物であり,骨拾いの楽しさ,さまざまな生き物の骨の不思議が紹介されている.そして後半1/3で骨格標本づくりのノウハウが紹介されている.骨格標本づくりが実に魅力的に語られているので,この本を読んで多くの読者がデパートに行って豚足を買ってきたり,ケンタッキーでフライドチキンを10ピース買ってきたりしたに違いない*1
id:soishida:20050618:p1では「骨格標本作製法」(八谷昇, 大泰司紀之 著)が紹介されていたので図書館で借りたのだが,こちらはタンパク質分解酵素を使ったり,針金で骨を連結したりと本格的なつくり方だ.でも「骨の学校」の方だと長時間の煮沸で肉を取り,骨の連結もボンドや瞬間接着剤を用いるので簡便だ.というわけで,今回はこの簡便な方法で作ってみようと思う.問題はどこで煮るかなのだが,お茶部屋だと嫌がられるだろうし,家でやるのも嫌だ(暑いし).となると休日の実験室でも使わせてもらおうかな.これもダメなら屋外でコンロでやるしかあるまいな.

*1:フライドチキンから骨格標本をつくるのはナイトスクープでも取り上げられていた