蝸牛の歩み

蝸牛の如く,ゆっくりでも着実に前へ・・・

敵情視察

グンマン

夏の企画展でお借りしていた昆虫模型を返却するためにN野さんと茨城県博へ。学芸員さんとお話をして、モノを返却しがてら収蔵庫を見せていただいた。収蔵庫が広くてうらやましい、というのは言うも愚かなり。最後に展示も見せてもらった。巨大なキノコ、ムカデ、ミミズのいる「土の中の生き物」コーナーは来年の企画展に借りたいなぁ。いや、常設展の一部だから絶対無理だろうけど。

連休と言うこともあって子どもたちがワラワラといたのだけど、子どもが何に引き寄せられるかを観察してみた。ただ見るだけの展示はあまり興味を持ってもらえない。植物の葉や花の形を集めた「植物の形」コーナーは完全にスルー。キツネやモグラの剥製にさわれるのだが、それもイマイチ。一方「森の生態」コーナーではジオラマの前にフィールドスコープ(向きは固定)が置いてあるのだが、それはかじりついて覗いていた。それからネコ、マグロ、トンボの目で見たらどう見えるかというコーナーも大人気で、僕も覗きたかったけど結局覗けずじまい。

今回お会いした学芸員の方は2人とも元々教員だったとのことだが、なかなかどうして、素晴らしい展示じゃないですか。やはり子どもの心理というのがわかっているからだろうか。

次に千葉県博へ。N野さんが来年の企画展の話をしている横で、K住さんと蝸牛談義。今後の展示で協力していただけそう。せっかくなので食虫植物の企画展をやっていたので見せていただく。食虫植物って好きなのよね〜。もっと動きの分かる映像展示、拡大模型などがあるとよかったのではないだろうか。閉館ギリギリだったのでお客さんを観察することはできず。常設展も駆け足で見て回ったが、いきなり街角や台所が再現されていて面白かった。

両方の館とも、刊行物を物色できなかったのが心残り。